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特許庁

<概要>

  • コンテンツとレイアウトを完全分離
  • コンテンツはXMLフォーマット
  • レイアウトはスタイルシート(DSSSL)で定義
  • 大量の文書を高速に自動組版
  • 組版の結果を出力して審査官に提供
  • 組版の結果をPDFに出力して保存/公報に提供

DSSSLprint(ディッセルプリント)で大量の文書を高速処理

特許・実用新案オンライン出願のシステム概要

特許庁では毎日膨大な数の出願等の申請書類をオンラインで受け付けています。オンライン出願は、HTML形式で作成した出願等の申請書類をインターネット出願ソフト(※)で特許庁出願フォーマット(XML形式)に変換し、特許庁へ送信します。オンライン出願された申請書類は、特許庁のデータベースに保存されます。

※ 特許庁が無償で提供する電子出願システムを利用するために必要なソフトです。

DSSSLprintで審査書類を自動組版(PostScript)

XML形式で特許庁のデータベースに保存された申請書類は、一定の期間をおいて、コンピュータにインストールされたDSSSLprintで自動組版され、審査書類として出力後、審査官の手に渡り審査されます。このシステムでは、複数台のサーバを利用したバッチ処理により、1ヶ月あたり最大100万ページが自動組版されています。

特許・実用新案審査システム

特許・実用新案公報におけるPDFファイルの提供

特許庁によるインターネット公報

特許・実用新案出願から一定期間経過した発明の内容(公開情報/特許のみ)や、審査を経て設定登録され発生した特許権の内容(権利情報)等を公報として発行し、インターネットで公開しています。

DSSSLprintで公報を自動組版(PDF)

インターネット公報は、XMLデータベースからDSSSLprintで自動組版されたPDFと元データのXML、画像ファイル等で構成されています。発行する公報の種類ごとにスタイルシート(DSSSL)を用意して、数万ページをバッチ処理で自動組版しています。XMLの特徴を活かしたシングルソース・マルチユースです。

特許・実用新案公報システム

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)におけるPDFファイルの提供

特許庁ではインターネットの利用を通じて、特許情報をユーザーに迅速に提供すべく、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を提供しています。特許情報プラットフォームは、発行した公報と同等の情報を蓄積し、検索機能を付加したサービスです。XMLデータベースからDSSSLprintで自動組版され公報として発行されたPDFは、このサービスでも提供されています。

J-PlatPat TOPページ
J-PlatPatで提供されているPDF例

関連製品

DSSSLprint
ディッセルプリント

SGML/XML自動組版プログラム
サーバタイプ

  • SGML/XMLを高速自動組版を行い、出力データ(PostScript)やPDFを生成します。
  • 大量のPDF生成や印刷に最適です。
  • UNIX、Linux、Windows Serverで稼動します。
▶ More Information

NEXTPublisher
ネクストパブリッシャー

SGML/XMLオーサリング&自動組版プログラム
スタンドアロンタイプ

  • 国際標準規格DSSSLで自動組版を行い、組版結果をパソコン画面で確認しながら、SGML/XMLを編集できるツールです。
  • 小規模なSGML/XML文書の編集と、スタイルシート(DSSSL)により、複雑かつ綺麗なレイアウトを実現できます。
▶ More Information

特定の業務に向けた専用アプリケーション
ネクストソリューションでは、特定の業務に向けて、標準化されたDTDやXMLスキーマと専用スタイルシートを備え、使いやすいGUIと共に自動組版プログラムなどのソフトウェアコンポーネントをセットにした専用アプリケーションを提供します。
医薬品・医療機器添付文書作成・管理用として提供されたのが、PMDOC Lite(パムドックライト)です。

PMDOC Lite
パムドック ライト

医薬品・医療機器添付文書作成管理システム

  • 一度の編集でPMDA提出用や社内用など最大9種類の形式へ反映、出力が可能です。
  • シングルソース・マルチユースにより文書作成のコストダウン、工数削減につながります。
  • 添付文書情報の一元管理ができるため、自社で版管理が容易になります。
▶ More Information