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1.SGML・スタイルシート言語の必要性
SGML/XMLはデータにタグをつけていくことにより、データに意味を持たせることが目的であった。コンピュータ標準のテキストデータで記述されている為、人間にもコンピュータにも読むことができて、プラットフォームやソフトウェアに依存しないデータとして、そして何十年経っても読むことができるデータであるとして、画期的なものであった。
事実、SGMLは15年以上の歴史を持っており、現在でも利用されている。
SGMLはアメリカ国防省や、製造業を中心として利用されてきた。しかし、規格上、あまりにも仕様が大きくなり難しくなってしまいSGMLの規格のすべてを網羅したソフトウェアは数える程度しかないと言われている。
この失敗を踏まえて標準化が行われたのが「XML(Extensible
Markup Language)」であった。SGMLの規格の中で重要な部分を抜き取って規格化されたこのXMLは、マイクロソフト社を初めとして多くの企業が支持を表明しており、今日の電子商取引を初めとして、コンピュータ間のデータ交換フォーマットとして注目されているものである。
だが、SGMLにしてもXMLにしても、これらはあくまでもデータフォーマットに過ぎないものである。確かに人間にも読めるデータではあるが、所詮はタグで囲まれたテキストデータであるため、レイアウトの機能はまったく持っておらず、文字は全部同じ大きさで記述されている。日常業務で、報告書、見積書などの書類がタグで囲まれて、レイアウトも無いSGML/XMLデータを提出されては読みづらいだけである。やはり人が読むにはレイアウトやフォント(文字)の大きさなど体裁を整えて、コンピュータから出力させる必要がある。
そこで作り出されたのが「スタイルシート言語(StyleSheet
Language)」と呼ばれるものである。
このスタイルシート言語とはタグで囲まれたデータをどのような形で出力するかを記述することにより、人に見せる場合や、紙に出力させるときに、全体のレイアウトやフォント(文字)を整えて出力させることが出来るものである。
例えば「title」と囲まれたタグのデータをフォント(文字)の大きさ、色、形、出力位置、前後の余白などを指定しておき、人が見るときにはそのスタイルシート言語の書かれたファイル(スタイルシートと呼ぶこともある)と組み合わせ、その指定に従って出力させるのである。

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