2026年02月09日
お客様と伴走する、PMDOC X --「こんなことできませんか?」を叶える開発
お客様からのご要望に答える形で成長を続けるPMDOC X。 発売当初から開発に携わり、現在は開発リーダーをされている鈴木氏にお話を伺いました。
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鈴木氏 PMDOC X 開発エンジニア 2007年のPMDOC発売当時から開発に携わっている。 |
「PMDOC Lite」から始まった、より使いやすい形への模索
初代の添付文書作成システムは、Webサーバー版でより大規模で複雑な仕様のものでした。 添付文書を作成するには、ブラウザで文書を選び、ダウンロードして編集・再度アップロードするといった複数の手順を要しました。 大規模な仕組みがなくても必要な文書を作れる、コンパクトなシステムを目指して開発されたのが、PMDOC Xの前身にあたる「PMDOC Lite」でした。 鈴木氏「『PMDOC Lite』の開発は、扱う文書量が多くない企業でも使いやすい形にしたい、という考えが背景にありました。」 その流れを引き継ぎ、PMDOC Xでは、1つのアプリケーションでPDF作成まで完結できる構成へと整理されていきます。 添付文書は、XML、PDF、Wordなどの複数のデータが異なる現場(医薬品・医療機器メーカーや印刷会社)で作成されており確認や修正に手間がかかりましたが、「ワンソースマルチユース」な仕様にすることで課題解決に大きく貢献しました。

6種類のフォーマットを出力
「こんなことできませんか?」が、次の機能をつくる
鈴木氏が日々向き合っているのは、「こういうことはできますか?」「これはどうやるのですか?」といった、具体的な質問や要望です。 特に多いのは、出力されるPDFのレイアウトに関する調整でした。 要望は「こうしたい」という形で伝えられることが多く、鈴木氏はそれに対して、どう実現するかを考え、方法を提示します。 こうしたやり取りの中から、実際に製品に組み込まれた機能も少なくありません。 実際に使っている人の視点で出てくる声は、PMDOC Xを進化させるヒントでもあります。 現場の質問に一つずつ向き合うことが、結果として製品の改善につながってきました。
HTML出力機能はなぜ必要だったのか
顧客から寄せられた要望の中で、特に印象的だったのが、XMLの内容を確認しやすい形式で見たいという声でした。PDFでは、XMLに含まれるすべての情報(要素の階層構造や属性など)を確認するのが難しい場合があります。 そこでHTML形式で添付文書が掲載されており、項目ごとに確認がしやすい、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)のサイトを参考に、PMDOC XでもHTML出力機能が追加されました。 HTMLでは、PDFには表示されないメタデータも含めて一覧できるため、検品や確認作業に向いています。現在では、この機能を目的に利用されるケースも多く、実務に欠かせない機能の一つとなっています。

改訂前後の詳細な新旧比較も可能
トライアルと導入支援——鈴木氏が大切にしていること
PMDOC Xは、問い合わせ後すぐに導入される製品ではありません。 お客様によって様々ですが、ヒアリング、デモ、トライアルを経て検討を重ね、導入判断まで半年ほどかかるケースもあります。 鈴木氏は、開発エンジニアでありながら、デモやトライアルの説明にも関わります。 実際のデータを使いながら、操作方法や編集の流れを画面で見せ、質問があればその場で答える。 「難しいと言われがちなXMLですが、どう使うかを一緒に整理することが多いです」 テキストだけでなく、図解入りの手順書を用意するなど、導入時のフォローも行っています。 そのため、PMDOC Xのユーザーとは、数年単位で関係が続くケースが少なくありません。 導入時は質問や要望に答えるアフターフォローも多く、最初の1年ほどは機能の追加や調整が行われます。 「こうしたい」「これはどうやるのか」といったご相談に対し、最適な答えを提案していく。 この積み重ねが、長く使われ続ける理由になっています。
製品の信頼を支える、ひとつの姿勢
鈴木氏は、自身の仕事に特別なポリシーがあるわけではないと言います。 「ただ、一つ意識しているのは、知識や技術を古いままにしないことです。」 入社当時、プログラミングの経験はほとんどありませんでした。 社内研修や外部講師による指導を受けながら、実務を通じて少しずつ身につけてきたと振り返ります。 「新しい技術や環境は、知識として持っておくことが大事だと思っています。 すぐ使うかどうかは別として、知っているかどうかで、対応できる幅が変わるので」 顧客からの要望や質問に向き合い続ける中で、その姿勢は自然とPMDOC Xの改善につながってきました。 必要なことを一つずつ積み重ねる。 その積み重ねが、製品と顧客の信頼関係を支えています。
